【薬膳の効能】中薬「欝金(うこん)」の効能 血の流れを活性化する

「ウコン」という名称については、色々と紛らわしいのですが、日本でウコンと呼ばれるものは中国では姜黄、日本で姜黄(きょうおう)と呼ばれるものは中国では欝金です。
ここでは中薬として使われる「うこん」(生薬名 : 欝金、和名 : 春うこん)の効能を紹介します。
欝金の主な効能
寒性
1. 気血の流れを活性化して痛みを止める
2. 血熱を冷まし、肝胆湿熱をとる
気血の流れを良くする
中薬の「欝金」は活血化瘀薬に分類されており、気血の巡りを良くする薬として使われます。
血熱を冷まし、肝胆の湿熱をとる
中薬の「欝金」は寒性で血の熱を冷まし、肝胆の湿熱をとる作用があります。
※中医学の肝胆は西洋医学の肝臓、胆のうとは解釈が異なります
血に熱を持つと、ほてり、のぼせ、目の充血、赤みのある湿疹や吹き出物、出血傾向、イライラ、便秘などの症状が表れます。
肝胆に湿熱を持つと、脇肋部が脹って痛い、口が苦い、黄疸、尿の色が濃い、排尿異常などなど特有の症状があらわれます。
中薬の「欝金」は上記の症状に適応します。
うこんは肝臓に良いという健康情報がありますが、生薬は食物よりは薬効が強いため「飲む人の体」に合わない場合は何らかの副作用が生じます。また過剰摂取すれば肝機能障害が起こりうるとの情報もあります。ウコンに限らずですが、生薬に相当するものを摂る場合は、必ず飲む人の体質に適合するかどうかを検討すると良いと思います。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
※ 本ページは中医薬膳の伝統知識にもとづく教育コラムです。中医学独自の概念・用語にもとづく表現を含みます。特定の効果を保証するものではなく、医療・診断・治療の代替を意図するものではありません。体調や服薬の個別判断は、医師・薬剤師等の専門家にご相談ください。





