家庭で使える漢方薬の本質と選び方、体質別の食療薬膳が体系的に学べる、中医薬膳上級SⅡオンラインコースです。
第2部は沢山の有名な方剤を紹介します。座学と薬膳料理教室・レシピつきです。さらに無制限サポートも行っています。オンデマンド動画配信でいつでも視聴できます。海外対応




捨てる・巡らす漢方薬
上級SⅡコースの第2部は、理気・和解・活血・利水・清熱の方剤と食療薬膳を学びます。
これらは、西洋医学にはない治し方であるため、大変価値のある存在と言えます。
捨てる・巡らす・調和
例えば、現代における自律神経失調、胃腸病、婦人病・更年期、脂質異常、生活習慣病、慢性炎症などは、中医学的に見れば「代謝異常」や「寒熱バランスの崩れ」と深い関係にあります。
これらの疾病の改善には「捨てる・巡らす・調和させる」方剤が役立ちます。
特別編も同時収録!
さらに漢方風邪薬、便秘薬なども紹介します。
これらは市販されていますので、選び方がわかれば日々の暮らしに役立つことでしょう。
講座ダイジェスト
中薬講義「理気薬」
理気薬は食材よりもやはり強力です。上手に使えば有効に働きますので、参考にしてくださいね。陳皮、枳実、香附子、木、薤白、厚朴、玫瑰花、薄荷、柴胡などの中薬を学びます。
方剤講義「理気剤」
気の巡りが悪いと言っても脾胃気滞、胸部気滞、肝鬱など方向性があります。単なる気滞ではなく、臓腑間の不和による不調は「和解剤」を参考にしてください。半夏厚朴湯、香蘇散、女神散、小半夏茯苓湯、蘇子降気湯などを解説します
食療薬膳「理気」
ハーブ、柑橘など香りを放つ食材を多く使います。疏肝、理気しつつ、必要に応じて平肝、解鬱の食材も合わせると良いと思います。そして気滞タイプの人は血や津液も停滞しやすいため自分の体をよく観察することが大事です。
八法
中医学における治療法を「治法」と言います。治法は長期に渡る治療経験の積み重ねから総括されたものです。中国・清代の書物『医学心悟』では歴代の治法を総括して「八法」としています。この講座では「八法」を解説します。特に「和法」に注目してみてください。
方剤講義「和解剤」
西洋医学には和解法という治し方は存在しません。臓腑間の不和、半表半裏といった中医独特の解釈と治し方を解説しつつ、小柴胡湯、大柴胡湯、四逆散、加味逍遙散、半夏瀉心湯などを学びます。
中薬講義「活血化瘀薬」
意外と活血薬って限られています。サクッと見られるので、すき間時間に是非ご覧ください。川芎、欝金、姜黄、桃仁、紅花、赤芍、丹仁、牛膝、延胡索などを紹介します。
方剤講義「活血化瘀剤」
血瘀が生じている部位や理由によって選ぶべき方剤は変わります。骨盤内や下焦の血瘀、胸中血瘀、気血両虚による血瘀など人によって様々です。驚くことに、排便することで血瘀を解消する方剤もあります。桂枝茯苓丸、折衝飲、芎帰調血飲、桃核承気湯、通導散、補陽還五湯、血府逐瘀湯、冠心Ⅱ号方などを学びます。
中薬講義「袪湿薬・化痰薬」
湿の解消の方法はひとつではなく、尿で排泄する、芳香の力で乾かす、熱とともに排泄するなどいくつかあります。どの中薬を使うかは、自分の体内の状況によって変わります。茯苓、猪苓、沢瀉、薏苡仁、滑石、茵蔯蒿、木通、車前子、防已、蒼朮、半夏、竹如、桔梗などを紹介します。
方剤講義「袪湿剤・化痰剤」
現代人は必要以上に水が溜まっていることが多く、これがもとで生活習慣病に発展するケースも多いです。その意味で袪湿剤と化痰剤は大事ですね。適切に使えば「未病先防」を強力にアシストします。五苓散、猪苓湯、防己黄耆湯、茵蔯蒿湯、苓桂朮甘湯、真武湯、平胃散、半夏白朮天麻湯、温胆湯などを学びます。
中薬講義「清熱薬」
体内の一部または全体が「炎症傾向」にある人は意外といます。そんな時に使える中薬を紹介します。石膏、山梔子、知母、決明子、金銀花、連翹、板藍根、蒲公英、魚腥草、緑豆、牡丹皮、生地黄、黄連、黄柏、黄芩、竜胆草などを紹介します。
方剤講義「清熱剤」
様々な疾患の原因のひとつに「慢性炎症」が現代では指摘されていますが、中医学でも「熱毒」という言葉があるように、過剰な熱は病気を生みます。この講座では日本でもよく使われる清熱剤として白虎加人参湯、竜胆瀉肝湯、黄連解毒湯、三黄瀉心湯、防風通聖散、三物黄芩湯などを学びます。
特別編
特別編として風邪、感染症、咳・痰、便秘、不眠、しびれ、関節痛、神経痛、高血圧などに適応する方剤を紹介します。
解表薬・解表剤
「表証」についてはすでに学びましたが、ここでもう一度復習します。そして表証を治す方剤として麻黄湯、葛根湯、桂枝湯、銀翹散を解説します。
止咳平喘薬・止咳平喘剤
いわゆる感染症にもよく使われる麻杏甘石湯、五虎湯、小青龍湯などの止咳平喘薬(咳や喘息を止める方剤)を紹介します。風寒系か風熱系かによって使い分けます。また虚証か実証かでも選ぶ方剤は変わります。このあたりも含めて解説します。
瀉下薬・瀉下剤
便が硬くなったため排便しにくい時などに使う方剤として大承気湯、調胃承気湯、麻子仁丸、潤腸湯を紹介します。状況によって使い分ける必要があります。
安神薬・安神剤
精神安定、鎮静を目的として不眠の治療などによく使われます。甘麦大棗湯、天王補心丹、酸棗仁湯、柴胡加竜骨牡蠣湯を紹介します。こちらも状況で使い分ける必要があります。
袪風湿薬・袪風湿剤
主に風湿の邪を発散させたり動かすことでとり除き、「痺証」(関節や筋肉の痛み、しびれ、運動障害など)を改善する方剤として、防己黄耆湯、薏苡仁湯、桂枝加朮附湯、疎経活血湯、独活寄生湯とその使い分けを解説します。
熄風薬・熄風剤
内風をしずめる方剤として、七物降下湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、釣藤散を紹介します。これらは市販薬でもあるため、それぞれの違いを解説します。
カリキュラム
上級SⅡコース・第2部 | |
第1回 | 食べられる薬も多い「理気薬」 |
第2回 | 胃腸の気の流れは特に重要!「理気剤」 |
第3回 | 🔴 理気の食療薬膳 |
第4回 | そもそも論でもありますが…「八法」について |
第5回 | 西洋医学にはない薬!現代人の救世主「和解剤」 |
第6回 | 血の滞りは全身の問題「活血化瘀薬」 |
第7回 | 婦人科でも重用される「活血化瘀剤」 |
第8回 | 🔴 活血化瘀の食療薬膳 |
第9回 | 水の停滞は万病のもと「袪湿薬・化痰薬」 |
第10回 | 生活習慣病とも関係が深い「袪湿剤・化痰剤」 |
第11回 | 熱を冷ませばスッキリする「清熱薬」 |
第12回 | 慢性炎症や各種炎症に適応「清熱剤」 |
第13回 | 🔴 清熱の食療薬膳 |
第14回 | 【特別編】感冒の初期に使って治す「解表剤」 |
第15回 | 【特別編】咳と痰に効く「止咳平喘剤」 |
第16回 | 【特別編】便通を改善する「瀉下剤」 |
第17回 | 【特別編】不眠や心煩に「安神薬」 |
第18回 | 【特別編】関節痛、しびれ、運動障害に「袪風湿剤」 |
第19回 | 【特別編】内風による高血圧などに「熄風剤」 |
※より良い講座を提供するため「最新の講座」に差し変わることがございます。これに伴い講座時間が増減することがございます。
講座形態
動画セミナー (オンデマンド配信)
レベル
上級
受講料
100,000円 (税込110,000円)
学習時間・視聴期間
合計 約445分
6か月間
※視聴期間が終了したあとも延長が可能です。
個人サポート
回数無制限
テキスト・レシピ
📮オリジナルテキストを郵送いたします。※海外在住の方も無料でお送りします
◎ 特別編のテキストはpdfとなります
💻レシピはpdfファイルをダウンロードしていただく形となります。
海外対応
アジア圏、アメリカ、オセアニア、ヨーロッパ諸国など海外在住の方に対応しています。
資格取得について (希望者)
修了された方は中医食療薬膳師4級申請/3級受験/2級受験のいずれか(または複数受験)が可能です。
受講規約
お約束事は受講規約をご覧ください。
受講料のご入金確認後翌月より視聴開始となります。
🕊️ 一般の通信教育や教育機関で勉強された方の学び直しやスキルアップ受講も受け入れております。