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ストレスが大きな原因「気滞」と薬膳

気滞証

「気滞」とは気が滞った状態を指します。ひとつの気の運動障害です。

多彩な症状

気が滞ると、経絡や臓腑の機能に異常が起こり、結果的に様々な不調があらわれます。例えば

・お腹が脹る、胸や脇が脹る
・脹った痛み(遊走性)
・痞える
・のどが詰まった感じがする
・ため息が多い
・イライラ、鬱々などの精神不調
・便通が不安定
・月経不順  など症状は多岐に渡ります。

西洋医学からみれば、多くの診療科をまたぐ不調です。しかし中医学の視点で見れば、これらの症状は「気が滞っている」という点で共通しています。

裏を返せば「気が流れれば回復する」ということでもあるわけです。

気滞の原因

では気滞の原因は何でしょうか?主な原因としては、ストレス、過緊張、経絡の渋滞、外邪、気虚などがあげられます。

原因は人によって異なると思いますが、いずれにしても気滞とストレスの関わりは深く、瞬時に臓腑に影響が及ぶと言われます。

ですから講座では、特にこのあたりを詳しくお話しする予定です。

バタフライ・エフェクト

日本には「病は気から」という言葉がありますが、中医学は昔から「気の停滞が思わぬ病を引き起こす可能性」を示しています。

私はこの話を最初に知った時「バタフライ・エフェクト」と似ていると思いました。私は気滞の講義を行う時、いつも頭の中でこだましています…

いずれにしても西洋医学に「気」という概念はありませんので、中医学の「気」について講座では詳しく紹介します。

気の滞りとストレスは切っても切れないので、オンラインコースでは、わりと時間をとって精神養生の話をしています。
 

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