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【薬膳入門】気とバタフライ・エフェクト

日本には「病は気から」という言葉がありますが、中医学は昔から「気の停滞が思わぬ病を引き起こす可能性」を示しています。

私はこの話を最初に知った時「バタフライ・エフェクト」と似ていると思いました。

バタフライ・エフェクトは気象学者エドワード・ローレンツ氏が1972年に行った講演『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』が由来です。

力学系の状態にわずかな変化を与えると、その変化が無かった場合とはその後の状態が大きく異なってしまうという、カオス運動の予測困難性を意味する標語的表現なのですが、

この話は「わずかな気の滞りが、様々な病を引き起こす」ロジックと似ていると思います。

気の滞りは正常化した方が良いことを再認識させられる言葉であり、私は気滞の講義を行う時、この言葉がいつも頭の中でこだましています…

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