【薬膳の効能】スズキの効能 2つのポイント
スズキの主な効能
平性
1. 気を補う
2. 脾・腎の機能を高める
スズキは気を補う
スズキは気を補う性質があります。
例えば疲れやすい、だるい、顔色がくすむ、風邪をひきやすい、少し動いただけで汗が出るなど気の不足を示す症状がみられる人に良いでしょう。
※専門的には気虚タイプに適応します。
スズキは温性説もあります。基本的には体は冷やさないお魚と言えるでしょう。その意味でも気虚タイプに向きます。
スズキは脾・腎を強化する
スズキは脾と腎に作用してそれぞれの機能を強化する性質もあります。
※中医学の「脾」「腎」の解釈は西洋医学とは異なります
中医学の「脾」は消化吸収を担い気血津液を生み出す役割があります。
「腎」は生殖機能、成長・老化と深く関わり、水液代謝、呼吸とも関係します。
スズキは脾と腎の生理機能を補強するとされます。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
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