二十四節気とは?季節の変化と薬膳について
二十四節気とは?
二十四節気とは古代中国の暦で太陽の通り道を24等分したものです。
地球と太陽との位置関係によって決められるため、その年によって日づけは1日前後変わります。 二十四節気は中国の暦であるため、日本の気候や季節感とはズレがあります。例えば「立春」の頃日本はまだ寒いですよね。
薬膳からみた二十四節気
中医薬膳で二十四節気を見ると、陰陽の移り変わりとして見ることができます。
自然界の陰陽はバランスをとりながら絶えず変化しています。
春分を境に陰陽は転化し、陽が盛大になるのが夏至。秋分を境に陰陽は転化し、陰が盛大になるのが冬至です。
そして中医学には「天人合一」という考え方があります。
天と人は調和と統一の関係にあり、自然界で起こったことは人体にも影響するという考え方です。
季節の変化は私たち人間にも一定の影響を及ぼしますので、体調を崩すことがないように薬膳ではその季節に見合った食事をつくります。これがいわゆる「季節の薬膳」ですね。
ただし薬膳では基本的に、春・夏・長夏・秋・冬の「五季」で考えます。