【二十四節気の薬膳】小暑 INとOUTの両面で考える
気候にアジャストする
7月7日から「小暑」です。※2024年は7月6日
五節句のひとつ「七夕」でもあります。
蒸し暑い毎日ですが、薬膳的には今の気候にアジャストすることが大切です。養生の基本としては清熱、利水(袪湿)、健脾を意識します。
これから真夏にかけて、旬の「瓜類」を使うと良いでしょう。過剰な熱と体内の余分な水分を取り除く性質があります。
清熱・利水の食物 :
きゅうり、冬瓜などの瓜類、ハトムギ、小豆、キャベツ、もやし、いんげんまめなど
健脾の食物 :
発芽玄米、ハトムギ、あわ、黒豆、おくら、人参、小松菜、じゃがいも、さとまいも、豆乳など
理気の食物 :
陳皮、ジャスミン、紫蘇、玉ねぎ、みょうが、バジル、レモン、クミン、カルダモンなど
熱中症対策はINとOUTを考える
上記に少し補足します。
今の時期、水分摂取はもちろん大切ですが、飲んだ水が全身に行き渡らなければ「水の偏在」が起こり、体調不良が生じます。
やはり物事はINとOUTの両面で考えることが大事ですね。
INだけにとらわれてしまうと全体としてのバランスを失い、結果的にうまくいかなくなります。
あくまでバランス感覚をもって事に当たる。
これは中医学の優れた点だと私は思います。
このお話はまた講座で。
※ 熱中症対策についてはこちらをご覧ください。