【二十四節気の薬膳】雨水 2月19日頃 脾胃の気を調和させる
雨水(2月19日頃)は雪が雨に変わり、春に向かう季節です。
薬膳の観点で、脾胃を調和させる食材と簡単レシピを紹介します。
雨水|春に向かう
「雨水」は雪が雨に変わり、氷が解けて水となる頃。三寒四温を繰り返しながら、季節は春へと向かっていきます。
本格的な春に備えて脾胃の気を調和し、消化吸収力を整えることが大切です。
脾胃を調和させる食材
薬膳では「健脾」「和胃」の性質をもつ食べ物を積極的に使います。
おすすめの食べもの:
発芽玄米、麦芽、豆腐、春菊、ぜんまい、なずな、里芋、じゃがいも、いんげん豆、とうもろこし、クミン、柚子、ジャスミン など
消化吸収力が弱いときは食べる量を減らすことも養生になります。胃腸を休めることで調和を取り戻せます。
雨水の頃の薬膳「春菊の胡桃和え」
春菊で脾胃を調和させながら、胡桃で味にコクを加えます。
春菊の胡桃和え(胡桃の庭の薬膳)
【材料・2人分】
春菊 1/2束/くるみ 20g/しょうゆ 小さじ2/砂糖 小さじ1/だし 少々
【作り方】
- 春菊をさっと塩ゆでし、水気を切って食べやすく切る。
- くるみを軽く煎ってすり鉢ですり、調味料を加えて和え衣を作る。
- 春菊を加えてあえ、器に盛る。
春らしい香りを楽しみながら、脾胃をやさしくととのえる一品です。
季節のひとこと:「雨水…私の靴も昨日の雨にしっかり潤いました💦」