【二十四節気の薬膳】小雪11月22日頃 胃腸を冷やさないよう意識する
小雪(11月22日頃)は、北国から雪の便りが届きはじめる頃。関東では銀杏が色づき、冬の訪れを感じる季節です。
薬膳の観点で、胃腸を養い温める食材とレシピを紹介します。
小雪|北国から雪の便りが届く頃
小雪は「わずかに雪が降る頃」を意味します。北国から雪の便りが届き、関東では銀杏が色づく時期です。日中はまだ暖かい日もありますが、次第に冷え込みが増していきます。
この時期は胃腸や体の内側を冷やさないことが養生のポイント。体質に合わせつつ、温かい食材や飲み物を心がけましょう。
🔖ただし 「立冬」でも書きましたが、実熱(鬱熱)、虚熱タイプの方は無理に温める必要はありません。
いつも講座でお話しているとおり、あくまで「人」が先ですね。
小雪のおすすめ食材
薬膳では「健脾」の食材で温性のものを使うことで、体を温め胃腸を養います。
おすすめの食べもの:
鶏肉、なつめ、鮭、鮪、鯵、鰤、にしん、赤貝、納豆、にら、かぶ、かぼちゃ、にんにく、生姜、栗、ライチ、酒粕 など
小雪の頃「なつめ枸杞茶」
なつめは気血を補い、枸杞は目や肝を養う食材。体をやさしく温めてくれる冬の養生茶です。
なつめ枸杞茶 (胡桃の庭の薬膳)
【材料・2人分】
なつめ(大) 2個/枸杞の実 大さじ1/生姜薄切り 2枚/水 600ml
【作り方】
- なつめは軽く切り込みを入れる。
- 鍋に水・なつめ・生姜を入れ、弱火で15分煮る。
- 枸杞の実を加えてさらに2〜3分煮る。
胡桃の庭のなつめは特大サイズですが、小さいなつめを使う場合は、1人2~3個使うと良いと思います。
もちろん、なつめも枸杞の実も食べてOKです!ちょっと小腹がすいた時、おやつがわりにもなります。
季節のひとこと:「寒さの中に、あたたかな灯りが心ときめきます。夕方から毎日キャンドルのゆらめきを眺めています🕯️」