【二十四節気の薬膳】立冬11月8日頃 冬がはじまる
立冬(11月8日頃)は、暦のうえで冬の始まり。乾燥に寒さが加わり、体調を崩しやすい時期です。
薬膳の観点で、この時期の養生食材と簡単レシピを紹介します。
立冬|冬のはじまり
立冬は、暦のうえで冬の始まりを告げる節気。今年は暖かい日が続いていても、次第に気温は下がっていきます。
この時期は、乾燥に寒さが加わる「涼燥」の季節。肺や大腸に潤いを与えつつ、体を冷やさないようにすることが大切です。
🔖ただし体質的に熱証の方は無理に温める必要はありません。あくまで「因人」です。
講座ではいつもお話ししていますが、「因人」を理解できると、自分に合う食べものを見分けられるようになり、本当の意味で体調管理ができるようになります。
立冬のおすすめ食材
薬膳では「補陰・滋陰」の食べものかつ温性~平性のものを使います。
潤いを補い、冷えを防ぐ食べもの:
山芋、かぼちゃ、春菊、松の実、百合根、杏、ライチ、ゆず皮、甘酒、蜂蜜 など
立冬の頃「梨のゼリー」
梨は体を潤し、喉の渇きや空咳にもよいとされる食材。ゼリーにすると乾燥する季節にぴったりのデザートです。
【材料・2人分】
梨 1個/枸杞の実 15個/粉ゼラチン 5g/水 200ml/蜂蜜 大さじ1
【作り方】
- 梨は皮をむき、1㎝角に切る。
- 水を温め、粉ゼラチンを溶かして蜂蜜を加える。
- 容器に梨を入れ、ゼラチン液を注ぎ、冷蔵庫で冷やし固める。
- 水でもどした枸杞の実を乗せる。
このゼリー、実は「梨のコンポート」を作った時、ついでに作ることが多いです。
上記の「水」→「コンポート液」に変えると、豊かな味わいのゼリーができます。
季節のひとこと:「静けさに包まれる宵のひととき。ワインをお供に読書が最近のゴールデンタイムになってます🍷」