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【二十四節気の薬膳】夏至 6月21日 梅雨時は胃腸をお大事に。

夏至(6月21日頃)は、一年で昼が最も長い時期。陽気が極まる一方、梅雨の湿気や暑さで体に負担がかかりやすくなります。

薬膳の視点で、熱を冷ましつつ水分代謝を整える食材と簡単レシピをご紹介します。

 

夏至|陽気が極まる頃

夏至は、一年で最も昼が長くなる頃。陽気が極まり、心身ともに負担がかかりやすくなります。加えて梅雨の蒸し暑さで、食欲不振やだるさを感じやすい時期です。

体にこもる熱を冷まし、余分な湿をさばくことが、この季節の養生ポイント。冷たすぎる飲み物に偏らず、食材の力で上手に調整しましょう。

📜 二十四節気とは? ≫

夏至のおすすめ食材

薬膳では「袪湿・利水」「健脾」「理気」などの食材を使います。

袪湿や利水の食物 :
ハトムギ、小豆、キャベツ、もやし、そらまめ、枝豆、いんげんまめ、きゅうり、とうもろこし、水菜など
健脾の食物 :
ハトムギ、発芽玄米、あわ、黒豆、おくら、人参、小松菜、じゃがいも、さとまいも、豆乳など
理気の食物 :
陳皮、ジャスミン、紫蘇、玉ねぎ、みょうが、バジル、レモン、クミン、カルダモンなど

油っこい料理や甘いお菓子は熱や湿をためやすいので控えめに。

夏至の頃「ハトムギを使いこなす」

ハトムギは体内の水分代謝を高めて、消化吸収力を養い、体の余分な熱を冷まします。

まとめて茹でて、小分けにして冷凍しておけば、色々なお料理に使えます。

はとむぎ(茹でたもの)ハトムギ (茹でたもの)

【材料】

ハトムギ 150g

【ゆで方】

  1. ハトムギは流水で5~6回よく洗う。(ここ大事です)
  2. ハトムギを大きめのボウルに、たっぷりの水とハトムギを入れて3時間程度もどして水を切る。
  3. 鍋にもどしたハトムギと新しい水を入れて(ハトムギより2㎝上の水位)、20分ほど好みの固さになるまでゆでる。
  4. ざるにあげて水気を切ってから保存袋や容器に移し、冷蔵または冷凍で保存する。

私はいつも一袋まとめて茹でてしまいます。スープやサラダにすぐ使えて便利です。

【注意】ハトムギは子宮収縮作用がありますので、妊娠中(特に初期)は摂取を控えてください。基本的に体内の異物の成長を妨げる作用があります。

こちらも参考: ハトムギの効能 ≫

季節のひとこと:「夏至の夕暮れ、空がいつまでも明るくて不思議な気分🌆」

 

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