【二十四節気の薬膳】夏至 6月21日 梅雨時は胃腸をお大事に。
湿気は胃腸に影響しやすい
夏至は1年で一番昼間の時間が長い日です。北に行くほど太陽が昇っている時間が長く、北極圏では白夜となります。
日本は梅雨入りから数週間が過ぎ、湿気の影響で脾が弱りやすい時期と言えます。
※薬膳の「脾」(胃腸の消化吸収力)は西洋医学の脾臓とは解釈が異なります
薬膳では袪湿や利水の食物で余分な水分を排泄しつつ、健脾の食物で胃腸の働きをととのえます。さらに理気の食物で気を巡らし、水の巡りを活性化すると効果的です。
今の時期におすすめの食べものを挙げます。
袪湿や利水の食物 :
ハトムギ、小豆、キャベツ、もやし、そらまめ、枝豆、いんげんまめ、きゅうり、とうもろこし、水菜など
健脾の食物 :
発芽玄米、ハトムギ、あわ、黒豆、おくら、人参、小松菜、じゃがいも、さとまいも、豆乳など
理気の食物 :
陳皮、ジャスミン、紫蘇、玉ねぎ、みょうが、バジル、レモン、クミン、カルダモンなど