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【薬膳の効能】ハトムギ・薏苡仁の効能 どんな体質に合う?

はと麦

ハトムギの主な効能

微寒

1. 脾を養い、水分代謝を高める

2. 熱を取る

ハトムギは「薏苡仁」という中薬

ハトムギは脾の働き(胃腸の消化吸収力)を高めます。そしてハトムギの殻を取り除いたものは薏苡仁(よくいにん)という利水滲湿薬です。薏苡仁は水分代謝を高める作用があります。

私たちは体に湿気や水分がたまった場合、いろいろな自覚症状を感じます。

例えば、むくみやしびれ、筋肉や関節のこわばり、痛みなどは体内に余分な水がたまった時に現れる症状ですが、こんな時薬膳ではハトムギを使います。

補足説明 専門的には風、寒、湿などの邪気が経絡や関節に悪影響を及ぼし、結果的に関節や筋肉の痛みが生じるというロジックです。

湿熱タイプにもおすすめ

ハトムギは熱をとる作用もあります。特に湿と熱が合わさった「湿熱」体質に適応し、黄疸や蕁麻疹の治療に使われることもあります。

またハトムギは解毒、排膿作用もあり、化膿や炎症の治療にも適応します。

【注意】ハトムギは子宮収縮作用がありますので、妊娠中(特に初期)は摂取を控えてください。基本的に体内の異物の成長を妨げる作用があります。

補足説明 私はハトムギを少しまとめて下茹でしてから小分けにして冷凍し、色々なお料理に使っています。
サラダや炒め物に入れると、お料理に”面白み”が出るように思います。

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。

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