【薬膳の効能】百合根が作用する臓腑とは?
百合根蒸し(胡桃の庭の薬膳より)
百合根の主な効能
涼性
1. 肺に潤いを補い、咳を止める
2. 精神不安を改善する
百合根は肺と心に作用する
中医学では「肺」は乾燥に弱い臓腑とされます。
肺が乾燥すると空咳が出たり、お肌が乾燥するなど様々な症状があらわれますが、こんな時に薬膳では百合根を使い肺に潤いを与えます。
百合根は精神不安を和らげる
また百合根は「心」に作用して精神不安を和らげる作用もあります。
この場合の精神不安とは「心熱」から来るものを指しますが、イライラ、ソワソワと落ち着かない煩躁感をイメージしてみてください。
こういった精神不安を改善するのが百合根の特徴でもあります。
百合根を乾燥させたものは補陰薬として使われます。「百合(びゃくごう)」という名に変わります。

百合根は薬膳でよく使われる食材ですが、まずは蒸して素材の味を確かめてみると良いかもしれません。
シンプルにお塩を振っていただくのが一番シンプルです。
ですが、今回はバーニャカウダ風バジルゴルゴンゾーラソースでいただきます。ホクホクの百合根と相性抜群です。
百合根蒸し
材...