11月072025

「心の養生薬膳」心の不調は精神不安につながりやすい

心の養生薬膳

中医学の「心」は血の生成に関わり、血を循環させ、脈管を正常に保つ役割があります。

また神(精神活動)に深く関わり、感情、思考、意識、記憶などを支える働きもあります。

そして小腸と経絡でつながっています。

胡桃の庭オンラインセミナーより

心に異常が起こると正常な機能を失い、結果的に様々な症状があらわれます。

・動悸、息切れ
・胸部閉塞感、心痛
・夢が多い、不眠
・健忘、精神不安

心と血と精神は関係が深いため、広範囲の症状がみられます。

いずれにしても西洋医学とは違う捉え方であり、意外な部分とつながっています。
講座では心とつながる器官、心を養う食べ物、薬膳などを紹介します。

中医学の視点では心・神志・血は一定の関係があります。

特に神志の異常は精神不安や不眠につながりやすく、この背景には血の問題、心の問題が関係しています。
(さらに腎の問題もからみますが、これについては上級SⅠクラスで解説します)

心に「神(神志)」が宿るという解釈を最初に知った時は不思議でしたが、現実と照らし合わせてみたら納得できました。中医学の視点を持つと、体の見方が変わってくるかもしれません。