【薬膳の効能】鯛(たい)|お腹を温め「気・血」を補う。胃腸の冷え対策に
中医学の定義において鯛(たい)は、温性の性質を持ち、体の内側(特にお腹)を温めながら、不足した「気(エネルギー)」と「血」の両方を補う効能を持つ食材です。
冷えによる胃腸の不調や下痢、疲れやすさ、めまいなどの改善に適しており、おせち料理などの祝膳でも、健康を願う重要な食材として重宝されています。

中薬学的データ 🍵 医食同源
性味:甘・温 / 帰経:脾・胃 / 分類:補気薬・補血薬
鯛の薬膳的効能と特徴
- 温中散寒:お腹を温め、冷えによる不調を和らげる
胃腸を温めることで、冷えが原因の下痢やむくみの改善に適応します。特に体が冷えやすい「寒証」の方は、生食よりも加熱調理することで鯛の温め効果を最大限に活かせます。 - 補益気血:気血を増やし、疲れや虚弱をカバーする
生命エネルギーである気と、全身を巡る血の両方を補います。顔色が白っぽく疲れやすい気虚(ききょ)タイプ や、めまい・しびれを感じやすい血虚(けっきょ)タイプ の方におすすめの食材です。
💡 知っておきたいポイント
「めでたい」の語呂合わせでお祝いに使われる鯛ですが、薬膳では「温性」として扱われ、冬の冷えからお腹を守る役割も担っています。おせち料理では焼き物として登場することが多いですが、薬膳的には「鯛めし」のように温かいご飯と一緒にいただくのが、気血を効率よく補うための秘訣です。他のおめでたい食材の効能は【おせち特集ページ】もあわせてチェックしてみてくださいね。
「めでたい」の語呂合わせでお祝いに使われる鯛ですが、薬膳では「温性」として扱われ、冬の冷えからお腹を守る役割も担っています。おせち料理では焼き物として登場することが多いですが、薬膳的には「鯛めし」のように温かいご飯と一緒にいただくのが、気血を効率よく補うための秘訣です。他のおめでたい食材の効能は【おせち特集ページ】もあわせてチェックしてみてくださいね。
適応
お腹の冷え・下痢・疲れ・めまい
お腹の冷え・下痢・疲れ・めまい
おすすめ
冷えによるむくみがある時に
冷えによるむくみがある時に
理想の食べ方
鯛めし・煮付け・酒蒸し
鯛めし・煮付け・酒蒸し

講師のひとりごと
お祝儀やおせちで鯛をいただくとき、ついお刺身の豪華さに惹かれますが、胃腸が冷えやすい方はぜひ「加熱」を意識してみてください。我が家でも、お腹の芯を温めながら気血を補ってくれる鯛めしは、心まで豊かになれる人気メニューです。鯛は薬膳的にも「心身の土台を立て直す」素晴らしい力を持っています。新しい年の始まりに、しっかりお腹を温めて、気血をチャージしましょう。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
効能を「知る」ことは第一歩。
次は、自分の体質に合う食材を選べる自分になること。そのための道筋があります。









