【薬膳の効能】ローズマリーの効能 清々しい香りで気血を巡らす
ローズマリーの効能
温性
1. 発汗させて風寒邪を取り除く
2. 気血を巡らす
ローズマリーは風寒の邪気を払う
ローズマリーは辛味・温性で体を温めて発汗させ、風寒邪を追い払う性質があります。
風寒邪が体表に取りつくと、体や手足が冷えてゾクゾク悪寒(熱は微熱程度)がして、頭痛、関節痛などが見られます。(風邪のごく初期段階をイメージしてください)
ローズマリーはこのような状況に適応します。
ローズマリーは気血の巡りを良くする
ローズマリーはすーっした清々しい香りがあります。この香りは気の巡りをととのえる作用があります。
中医学では「気は血の帥」という言葉があり、気が血を管理していると言われます。
ローズマリーの独特の香りは気を巡らし、結果的に血の巡りも良くなります。
例えば胃の気の昇降がうまくいかずお腹が痛い時や消化が進まない時、気滞による月経痛などに良いでしょう。
私見では、ローズマリーを使うと鼻から頭にかけてすーっとクリアになるように思います。我が家はお料理に使うほか、アロマオイルも常備しています。ほんの少しで部屋の空気が一変して爽やかになるので、雨の日や梅雨時などに使うことが多いです。