【薬膳の効能】大豆油の効能 乾燥性の便秘を改善、殺虫効果もあり。
大豆油の主な効能
温性
1. 腸を潤し便を出す
2. 殺虫
乾燥性の便秘を改善
大豆油は大腸に潤いを与え、便通を良くする作用があります。
腸の内部が乾燥して便が出にくい方、便秘ぎみでコロコロ便の方などに向いています。
また大豆油は殺虫の作用もあり、寄生虫を駆除するとされます。昔は寄生虫に対して使われたのかもしれません。
そして大豆油の原料は大豆であることを考えますと、一定程度「補気」の作用もあるかと思います。
いつも講座でお話するのですが、油は効能だけでなく原材料や製法も合わせて考えた方が良いと私は思います。遺伝子組み換えの有無や溶剤の使用など、効能以外の要素も合わせて考える必要があります。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
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