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【薬膳の効能】キャベツの効能 湿熱をとり、胃の働きを養う

薬膳では、キャベツは平性で胃の働きを養う食べものとされます。

また胃の気の流れをととのえ、お腹の脹り、胃痛、消化不良などを改善する性質もあります。

キャベツとひよこ豆のスープ(胡桃の庭の薬膳)

中薬学から見るキャベツ

性味:平・甘
帰経:胃・脾・大腸
主な効能:和胃・健脾・緩急止痛・潤腸
季節:春〜初夏(通年可)
 

現代薬膳から見るキャベツ

薬膳における「キャベツ」の主な効能とポイントを紹介します。

 平性

1.  湿熱をとり除く

2.  脾胃の気の流れをととのえる

 

キャベツは熱と湿気をとる

キャベツは胃や肝の熱と湿気を取り除く作用があります。いわゆる肝と胃の「湿熱」による不調を改善します。

例えば湿熱による黄疸や胆石、胃熱による胃痛や潰瘍の改善に役立ちます。

💡「湿熱」は聞き慣れない言葉かもしれませんが、中医学の「湿熱」の邪気は多くの生活習慣病にかかわります。

 

キャベツは胃を養う

キャベツは胃の気の流れをととのえ、お腹の脹り、胃痛、消化不良などを改善します。

また肝気の異常による甲状腺機能亢進の改善などにも向いています。

comment icon「肝」は西洋医学とは解釈が異なります。中医学のは気血の流れと深くかかわる臓器であり、胡桃の庭の講座でも詳しくお話ししています。
用途
胃の不快・胸やけ気味/疲れ胃/日常の“弱った胃の救済食”。
相性
豚・鶏・白身魚/じゃがいも・人参/味噌・塩麹。スープや蒸し煮で“やわ甘”に。
注意
生で大量はお腹の張りの原因に。下痢傾向の人は加熱してからがベター
 
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。

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