【薬膳の効能】れんこん(蓮根)の効能 レンコンは調理法で効能が変わる

れんこんの主な効能
生食 : 寒性
- 血の熱を冷まし、止血する
- 瘀血をとる
加熱 : 温性
- 脾胃の機能を高め.
- 血を補う
生と加熱で作用が変わる
れんこんは、生は寒涼性で体や血の熱を取り去り、加熱すると温性に変わります。
薬効も調理法で変わり、生は止血作用や瘀血を解消する作用があります。加熱すると胃腸の働きを高め、血を増やす作用に変わります。
食べる人の体質や状況によって、生か加熱かを選ぶと良いと思います。
部位ごとに薬として使われる
蓮根は様々な部位が薬として使われます。
● 藕節(根茎の節) : 止血薬
● 荷葉(蓮の葉) : 袪暑薬
● 蓮子(蓮の実) : 収渋薬
● 蓮心(蓮の実の芯) : 清熱瀉火薬
部位によって薬効が全く違うところが面白いですね。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
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