【薬膳の効能】つくしの効能 炎症をしずめて止血する

つくしの主な効能
平性
1. 熱をとる
2. 止血する
つくしは体や血の熱をとる
つくしは肺、肝などの熱をとるほか、血熱をとりのぞく性質があります。
一言で言えば、各種の炎症症状の改善に適応します。
中医学ではどの臓腑に熱を帯びているかで症状は変わります。例えば肺に熱をもっている場合は咳、のどの痛み、痰(粘りがあり色がある)などの症状がみられます。

つくしは止血作用もあり
つくしは鼻血などを止血する性質もあります。
ただしつくしが適応するのは、血熱による出血に限定されます。
中医学からみると出血の原因はいくつかあり、つくしが適応するのは「熱による出血」です。例えば血瘀による出血や気虚(脾不統血)による出血にはつくしは向きませんので、その点は注意してくださいね。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
ほかの食材効能一覧はこちら≫ | 二十四節気一覧 | 薬膳用語集
※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。






