【薬膳の効能】玉ねぎの効能 気を巡らせ消化を促進

玉ねぎの主な効能
温性
1. 気の巡りをととのえる
2. 痰や湿を解消する
玉ねぎは気を巡らす
玉ねぎは気の巡りを良くします。特に胃腸の気の巡りをととのえ、消化を促進する働きがあります。
気滞タイプの食欲不振、消化不良などにおすすめです。
加熱すると気を巡らす作用は弱まりますが、体を温める作用は強くなります。加熱するか生でいただくかは、状況で選ぶと良いでしょう。
玉ねぎは痰や湿をとりのぞく
玉ねぎは体内湿気や痰(余分な水分が凝集した病理物質)を解消する作用もあります。まさに痰湿タイプに適応します。
痰や湿は現代で言うところの肥満、高脂血症などと一定程度関係するため、改善策のひとつとして食事に玉ねぎを取り入れてみるのも良いかもしれません。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
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