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生活習慣病と関係が深い「水湿証・痰飲証」痰は奇病と関連する

水湿証・痰飲証

「痰飲証」とは、簡単に言えば体内に余分な水分がたまった状態を指します。

臓腑の気化異常や代謝異常が起こると、津液が巡らない上に排泄もうまくいかなくなります。すると余分な水が体内にたまり「痰」という病理物質に変化します。これが様々な不調を引き起こすわけです。
※西洋医学の「痰」とは解釈が異なります

水湿・痰飲証の症状

水湿証の代表的な症状は、体や頭が重い、むくみ、めまい、悪心、嘔吐など。

痰湿証の主な症状は、痰、喘鳴、胸苦しい、しびれ、めまいなどです。

厳密には「湿」「水」「飲」「痰」は異なります。(講座で詳しく解説します)

怪病多痰という言葉

中医学では「怪病多痰」という言葉があり、昔から原因不明の病気や治りにくい病気は痰に関連していることが多いという見方があります。

痰は気血の流れを邪魔する性質があり、ひとたび痰が発生すれば二次的に他の不調が起こってきます。

治りにくい病気はすべて痰の仕業というわけではありませんが「まずは痰を疑ってみる」とされるほど、原因不明の病に関わることが多いようです。

痰飲を改善する食べ物

薬膳では主に「化痰」「利水」「袪湿」という効能を持つ食べ物を使って、痰飲を改善します。
例えば昆布、わかめ、あさり、大根、たけのこ、玉ねぎ、生姜、小豆、ハトムギが代表的です。(詳細は講座で紹介します)

食事にこういったものを多く取り入れましょう。というのが、一般的な薬膳のセオリーです。

計算通りにいかないケース

何を減らすべきか

ところが実際には「化痰の食材をいろいろ食べても改善しない…」「痰を解消するという烏龍茶を飲んでも治らない。むしろ胃がチャボチャボする」という方がいらっしゃいます。

理由は大きく2つあります。

ひとつは、五臓が弱っているため、飲んだ水や食べ物が十分に消化吸収されないケースです。内臓が弱い方が「化痰」「利水」の食材を沢山食べると、自分の力でさばききれず、結果的に体内で滞ります。よかれと思った食べ物も、この場合は食べ物の効能が計算通りには発揮されません。

もうひとつのケースは「痰」を増やす食べ物を好むタイプ。例えばお菓子、スナック類、スイーツ、乳製品、味の濃い食べ物…などを多く摂る生活が続くと、痰は解消されません。

いくら「化痰」「利水」の食材を摂ったとしても、その一方でどんどん痰を増やしているため、なかなか痰は解消されないわけです。
そのようなわけで、やはり全体として考えることが大切です。

現代の生活習慣病と「痰飲」は密接な関わりがあります。この講座では現代の話も含めてお話したいと思っています。

 

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