【薬膳の効能】オレガノの効能 感冒の初期、湿熱タイプに。
薬膳では、オレガノは発汗作用があり風邪の初期に向いています。
また独特の芳香は気を巡らし、体内湿気をとりのぞく作用もあります。

中薬学から見るオレガノ
性味:温・辛・微苦
帰経:脾・肺
主な効能:理気健胃・解表
季節:秋
帰経:脾・肺
主な効能:理気健胃・解表
季節:秋
現代薬膳から見たオレガノ
薬膳における「オレガノ」の主な効能とポイントを紹介します。
平性~涼性
1. 体表の邪気をとりのぞく
2. 気を巡らす
3. 熱をしずめ湿をとる
邪気を追い払う
オレガノは解表作用があり、体表の邪気を追い払う性質があります。
オレガノは感冒の初期に使うと、軽く発汗させて体表の邪気をとりのぞくことができます。
湿熱をとる
オレガノは熱と湿をとりのぞく作用もあります。炎症をしずめ、体内湿気やむくみの改善などに良いでしょう。
専門的には「湿熱タイプ」におすすめです。
※例えば脾胃に湿熱があると口が粘る、食欲不振、嘔吐、頭や手足が重だるいなどの症状、肝胆に湿熱を持つと胸脇部の脹痛、お腹が脹る、口が苦い、尿が濃い、黄疸などの症状があらわれます。
用途
消化不良・風邪の初期/ハーブティーや肉料理に。
消化不良・風邪の初期/ハーブティーや肉料理に。
相性
トマトやチーズと合わせて「健胃・理気」を後押し。
トマトやチーズと合わせて「健胃・理気」を後押し。
注意
香りが強いため妊娠中や敏感な人は控えめに。
香りが強いため妊娠中や敏感な人は控えめに。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
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※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。









