【薬膳の効能】白米・うるち米の効能と注意点
白米の主な効能
平性
1. 脾の機能(消化吸収力)を高める
2. 気を補う
脾胃を養い体の土台をつくる
薬膳では「体は気血津液でできている」と考えますが、気血津液は脾の機能で生み出されます。
その点、お米は脾を健全にする作用があり「体の土台をつくるの食べ物」と言えます。日本人の主食になっているのも頷けますね。
またお米は胃の粘膜を潤し、のどの渇きを止める作用もあります。
胡桃の庭の薬膳より
ただし薬効の多くは胚芽などに含まれるため、胡桃の庭では玄米、7分づきや5分づきをおすすめしています。
江戸時代に白米を食べるようになった時、「脚気」になる人が続出したという話はそれを物語るかのようです。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
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