【薬膳の効能】昆布|体の熱をとり、むくみや「しこり」を軟らかくする
中医学の定義において昆布は、寒性の性質を持ち、体内の余分な熱を下げるとともに、水分代謝を促して「痰(たん)」やむくみを取り除く効能を持つ食材です。
堅いものを軟らかくする独特の作用があり、体内に生じた「しこり」や腫れを散らす助けとなるため、熱や湿気が溜まりやすい方の体調管理に適しています。

中薬学的データ 🍵 医食同源
性味:咸・寒 / 帰経:肝・胃・腎 / 分類:化痰止咳平喘薬
昆布の薬膳的な効能と特徴
- 清熱化痰:熱をとり、滞った水分を解消する
体の熱を冷まし、体内の水分代謝を高めて「むくみ」や「痰」を取り除きます。熱と湿気がこもりやすい「湿熱(しつねつ)タイプ」の方に非常に適した食材です。 - 軟堅散結:しこりを軟らかくして散らす
中医学には「堅きを軟らかくする」という理論があり、昆布は腫瘤(しゅりゅう)などの「塊」を軟らかくして散らす治療にも用いられます。
💡 知っておきたいポイント
中医学でいう「痰(たん)」とは、体内の滞った水分が凝集したものを指し、肺だけでなく全身のどこにでも生じる可能性があります。西洋医学の概念とは少し異なりますが、昆布はこの「巡りの悪さ」からくる重だるさをスッキリさせてくれる強い味方です。おせちの定番「昆布巻き」の深い知恵など、他の食材の効能は【おせち特集ページ】で解説しています。
中医学でいう「痰(たん)」とは、体内の滞った水分が凝集したものを指し、肺だけでなく全身のどこにでも生じる可能性があります。西洋医学の概念とは少し異なりますが、昆布はこの「巡りの悪さ」からくる重だるさをスッキリさせてくれる強い味方です。おせちの定番「昆布巻き」の深い知恵など、他の食材の効能は【おせち特集ページ】で解説しています。
適応
むくみ・ほてり・しこり
むくみ・ほてり・しこり
おすすめ
デトックスしたい湿熱タイプに
デトックスしたい湿熱タイプに
性質
堅いものを軟らかくする
堅いものを軟らかくする
講師のひとりごと
おせち料理で「喜ぶ」にかけて食べられる昆布ですが、その効能を知るとさらに嬉しくなりますよね。特に現代人は、油っこいものや甘いものの摂りすぎで、体内に「湿熱」が溜まりがち。昆布はそんな余分なものを掃除してくれる、頼もしいお掃除役です。お出汁としてだけでなく、昆布巻きや煮物などでいただくことで、昆布の持つ「軟らかくする力」を取り入れることができます。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中薬大辞典』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献






