【薬膳の効能】枝豆の効能 消化力を高め、気血を増やす
枝豆の主な効能
平性
1. 消化吸収力を高める
2. 気血を増やす
3. 湿気をとる
消化力を高め、気血を増やす
植物学的には枝豆と大豆は同じものです。効能も基本的には同じですが、現代の研究を合わせると枝豆は補血作用も期待できます。
枝豆は脾の働きを高めて消化吸収力を養い、気血を増やします。
脾の働きのひとつに「運化作用」があります。食べ物や水分を消化して他の臓腑などに運ぶ働きを指しますが、この働きが弱ると食欲不振や消化不良、水分の停滞が生じます。
枝豆は脾の運化作用を高めることで、消化力と吸収力を養います。
過剰な湿気を捨てる
枝豆は「袪湿」作用もあり、余分な湿気を取り除きます。
消化吸収力が弱く、むくみがちな方に向いています。
枝豆は梅雨の前あたりからお店に並びはじめますが、自然の摂理はうまくできていますね。もともと脾が弱い方は梅雨に入ると体内湿気が増えやすく、体が重だるくなる方が多いと思います。こんな時は旬の枝豆を上手に取り入れられるとよいと思います。