【薬膳の効能】夕顔の効能 熱をとり余分な水を捨てる
夕顔の主な効能
涼性
1 熱毒をとる
2 余分な水を排泄する
夕顔は現代では「かんぴょう」として販売されることが多いですが、ここでは野菜の夕顔の効能を記します。
夕顔は熱毒をとる
夕顔は他の瓜類と同様、体の熱をとり解毒作用があります。
消化管に熱がこもって口や喉が渇いた時などに向いています。
夕顔は余分な水を捨てる
夕顔は水液代謝を高め、不要な水分を尿で出す性質があります。
特に膀胱に熱を持ち、尿の出が悪くむくみがちなタイプに良いでしょう。
私見ですが、かんぴょうに加工された場合、上記の作用は弱まる気がします。多くの場合、かんぴょうは味を付けで煮て使うため、清熱利水作用は弱いと思われます。
余談ですが、夕顔というと私は花の方を思い浮かべます。白い夕顔の花の美しさは他の花とはひと味違う気がします。それから源氏物語のヒロイン、夕顔。「夕顔」という響きも素敵です~
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
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