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【薬膳の効能】いんげん豆|胃腸の弱り・消化不良・むくみが気になる人に。「脾を立て直す豆」

薬膳では、いんげん豆は平性の性質を持ち、消化吸収の要である「脾」の機能を高め、余分な水分を排泄します。補いながら出す、その“バランスの良さ”が持ち味です。

脾胃虚弱による消化不良、食欲不振、むくみがちな方、夏バテぎみ——そんな方に向いています。平性・甘の性質で、脾胃を整えながら穏やかに体内の湿を取り除きます。


いんげん豆の薬膳的効能

いんげん豆の薬膳プロフィール

性味:甘・平
帰経:脾・胃
主な効能:健脾和胃けんぴわい袪湿きょしつ解暑げしょ

いんげん豆の薬膳効能|わかりやすく

  • 消化吸収力を養う
  • 余分な水分を捨てる

いんげん豆は脾胃の機能を高める

いんげん豆はの働きを高めて消化吸収力を養い、体に滋養を与えます。
脾の働きのひとつに「運化作用」があります。食べ物や水分を消化して他の臓腑などに運ぶ働きを指しますが、この働きが弱ると食欲不振や消化不良が起こります。いんげん豆は脾の運化作用を健全にすることで消化吸収力を高めます。

いんげん豆は余分な水分を排泄し、むくみをとる

いんげん豆は水液代謝を改善し、余分な水分を尿で排泄してむくみをとる作用もあります。
胃腸が弱い場合、飲食物をさばききれず胃腸に水分がたまり、むくみが生じることがあります。このような時にいんげん豆は向いています。気虚タイプでむくみがある方はいんげん豆をお料理に使うと良いでしょう。

講師のキッチンから

お腹が脹りやすいタイプの方は、食べる量は少な目から試してくださいね。(膨満感が悪化する可能性があるため)

執筆者:Emiko Ohneda(胡桃の庭 講師)

適応
脾胃虚弱による食欲不振・消化不良、胃腸の弱りからくるむくみ、夏の暑気あたり・夏バテ
薬膳例
いんげん豆と豚肉の炒め物、いんげん豆と山芋の味噌汁、夏野菜といんげんの蒸し料理
注意点
生食は中毒の危険があるため、必ずしっかり加熱すること。

いんげん豆の薬膳・よくある質問

A. どちらも平性で脾胃を養う食材ですが、枝豆は気血を補う「補気養血」の力が強く、いんげん豆は消化を助けて湿を取る「健脾袪湿」に特徴があります。消化力が弱ってむくみがちな時はいんげん、疲れて元気をつけたい時は枝豆、と症状で使い分けるのがコツです。

A. 薬膳では「袪湿」の作用があり、余分な水分を排泄する働きが期待できます。ただし小豆のような強力な利水作用とは異なり、脾胃を整えながら穏やかに水はけをよくするイメージです。胃腸が弱い方のむくみには、いんげん豆の方が体に優しい選択肢になります。

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは中医薬膳の伝統知識にもとづく教育コラムです。中医学独自の概念・用語にもとづく表現を含みます。特定の効果を保証するものではなく、医療・診断・治療の代替を意図するものではありません。体調や服薬の個別判断は、医師・薬剤師等の専門家にご相談ください。

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