【薬膳の効能】桃の効能 桃は種にも薬効あり。
桃の主な効能
温性
1. 津液を増やし、渇きを止める
2. 血の巡りを促進する
体を潤し渇きを止める
桃は生津作用があり、体の体液を増やし喉の渇きを止めます。
また肺の乾燥による咳の改善にも向いています。
私は桃が大好きなのですが、確かに瑞々しい桃を食べると体に潤いがチャージされるような感覚をおぼえます。
桃の種の仁は活血薬
桃は血の巡りを活性化する作用もあります。血の滞りが原因の月経不順や生理痛の改善などに良いでしょう。
また桃の種の仁は「桃仁」と呼ばれ、滞った血を流す生薬です。桃核承気湯などの漢方薬に配合され現代でも使われています。
種の「仁」と言えば、杏の種の仁は「杏仁」という止咳平喘薬です。古代の人はどのようにして薬効を発見したのか?とても興味深いです。