【薬膳の効能】菊花の効能 目の充血、のぼせをしずめ解毒する
薬膳では、菊花は風熱をさまし目の疲れを和らげる作用が認められています。
初期ののど痛み・のぼせや頭痛、目の充血の改善などに向いています。

中薬学から見る菊花
性味:微寒・甘・苦
帰経:肝・肺
主な効能:疏散風熱・清肝明目・平肝・解毒
季節:秋
帰経:肝・肺
主な効能:疏散風熱・清肝明目・平肝・解毒
季節:秋
現代薬膳から見る菊花
薬膳における「菊花」の主な効能とポイントを紹介します。
微寒
1. 風熱邪を発散する
2. 肝気の亢進をおさえる
3. 熱をとり解毒する
菊花は風邪の初期に使える
菊は風邪の初期に使われます。専門的には風熱邪を追い払う作用があります。
風熱証、風熱邪による感冒の初期(発熱、悪風、鼻づまり、頭痛など)に使い、邪気を取り除くことで症状が改善されます。
菊花は気をしずめ、目の不調を改善
菊花は肝気の上亢をおさえる作用もあります。
肝気が亢進すると上半身の不調が起こりやすく、のぼせや目の充血、頭痛などの症状があらわれます。
菊花は肝気をおさえることで、これらの不調を取り除きます。
また菊花は体の熱をとり、解毒作用も持ちます。
用途
目の充血・頭痛・のどの違和感/風邪初期のケアティーに。
目の充血・頭痛・のどの違和感/風邪初期のケアティーに。
相性
クコの実・薄荷・ハチミツ/緑茶に少量混ぜてリフレッシュ。
クコの実・薄荷・ハチミツ/緑茶に少量混ぜてリフレッシュ。
注意
冷え・下痢傾向は飲みすぎ注意。キク科アレルギー体質は慎重に。
冷え・下痢傾向は飲みすぎ注意。キク科アレルギー体質は慎重に。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
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※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。






