【薬膳の効能】菊花の効能 目の充血、のぼせをしずめ解毒する
菊花枸杞茶(胡桃の庭の薬膳)
菊花の主な効能
微寒
1. 風熱邪を発散する
2. 肝気の亢進をおさえる
3. 熱をとり解毒する
菊は風邪の初期に使える
菊は風邪の初期に使われます。専門的には風熱邪を追い払う作用があります。
風熱証、風熱邪による感冒の初期(発熱、悪風、鼻づまり、頭痛など)に使い、邪気を取り除くことで症状が改善されます。
上記の性質は「カモミール」にもみられ、キク科の植物に共通するものと思われます。ただし薬効は菊花の方が強いと私は思います。
肝気をしずめ、目の不調を改善
菊花は肝気の上亢をおさえる作用もあります。
肝気が亢進すると上半身の不調が起こりやすく、のぼせや目の充血、頭痛などの症状があらわれます。
菊花は肝気をおさえることで、これらの不調を取り除きます。
また菊花は体の熱をとり、解毒作用も持ちます。
このように菊花には様々な作用があり、薬膳では昔から様々な治療に使われています。