「わかる中医薬膳」中薬の基礎知識
今月は中薬の基礎講座を行いました。
「中薬」の実物を約30種類お見せしましたが、皆様匂いを嗅いだり写真を撮ったり、興味津々のご様子。
私たちの身近な食材の中には、薬膳では「薬」として認識されているものがあります。
例えば、おなじみの「生姜 ショウガ」はその代表ですが、中薬名は「ショウキョウ」と言います。
辛味・温性で発汗、発散性があり体を温める作用があり「辛温解表薬」に分類されています。
さらに咳を止める作用、解毒作用、吐き気止めの作用など、いくつもの効能を合わせ持ちます。
その他にも、よもぎ、ネギ、紫蘇、シナモン、ミント、はとむぎ、小豆、昆布、ドクダミ、たんぽぽ、フェンネル、八角、クローブ、らっきょう、銀杏、びわの葉、蜂蜜・・・なども薬膳では薬として認識されます。
それぞれの薬効を知ると、使うべき場面がイメージしやすくなるのと、知ることが単純に楽しい。ということもありますよね。
どんな時に使うと良いのかを知っていれば、ピンチの時に手助けをしてくれますし、季節がらみの不調にも役立ちます。
私も薬膳を学ぶようになってからは、どんな材料も「薬効」を意識しつつお料理に使うようになりました。