【薬膳の効能】ナツメグの効能 冷えによる下痢に。
ナツメグの効能
温性
1 胃腸を温め下痢を止める
2 気を巡らし消化を促進する
ナツメグは冷えによる下痢を止める
ナツメグはニクズクという植物の種子で、種子を覆う仮種皮の内側にある種皮の「仁」がナツメグです。
中医学では「肉豆蔲(にくずく)」と呼び、収渋薬(体内から漏れ出るものを止める薬)に分類されます。
便の出すぎを渋らせ、お腹の冷えによる慢性的な下痢を止める性質があります。
ナツメグは消化を促す
ナツメグはお腹を温めて気を巡らし、消化を促進する性質もあります。
胃腸の気の流れが悪いために消化機能が正常に働かず、胃もたれや消化不良などがみられる時に良いでしょう。
ちなみにニクズクの仮種皮は香辛料「メース」として使われます。