【二十四節気の薬膳】冬至12月22日頃 血流の低下にご用心
冬至(12月22日頃)は、一年で夜が最も長く、昼が最も短い日。冷え込みが厳しく、体調を崩しやすい時期です。
薬膳の観点で、気血の巡りを良くする食材と簡単レシピを紹介します。
冬至|夜が長く、昼が短い日
冬至は、一年で夜が最も長くなる日。夕方17時にはには暗くなり、冬の静けさを感じる頃です。
寒さが厳しくなるため、薬膳的には血流を保つことが重要。気血が全身を巡ることで体の隅々まで温まり、冷えを防ぎます。
寒い時期こそ、気血の流れが大切
寒さで血の流れが滞りやすいこの時期は、血行を促す「活血」作用を持つ食材を意識して取り入れましょう。
中医学では「気」という概念があり、気は体を温める働きがあります。
血には気(血中の気)が含まれ、気血が全身を流れることで体の隅々が温まります。
裏を返せば、気血が届かない場所は冷えるわけです。
今後2か月間は寒さで血の流れが停滞しやすいため、滞った血を流す食べ物を活用すると良いでしょう。
おすすめの食べもの:
納豆、にら、玫瑰花(ローズ)、紅花、搾菜、シナモン、ターメリック、黒砂糖、酢、紅麹 など
自然と温かい食べ物や飲み物が欲しくなりますが、「大雪」でお伝えしたとおり、寒い季節の水分摂取は「代謝まで含めて考える」ことを、どうか頭の片隅に。
気血を巡らす「玫瑰花茶」
バラの花茶は、香りでリラックスしながら気血の流れを促します。
【材料・2人分】
乾燥バラの花びら(食用) 小さじ2/熱湯 400ml/はちみつ 少々(お好みで)
【作り方】
- ポットに乾燥バラの花びらを入れ、熱湯を注ぐ。
- 3〜5分蒸らし、茶こしでこしてカップに注ぐ。
- お好みではちみつを加えていただく。
✨これで二十四節気コンプリート!
1年間ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください🎍