【薬膳の効能】うどの効能 独活という生薬。痺れや関節痛に
薬膳では、うどは温性で肺と胃に入り、発汗と気のめぐりの改善に役立ちます。
また独活という中薬でもあり、体を温めつつ風湿邪のとりのぞく作用があります。
中薬学から見るうど
性味:辛・温
帰経:肺・胃
主な効能:発汗解表・理気
季節:春
帰経:肺・胃
主な効能:発汗解表・理気
季節:春
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、その他古典文献
現代薬膳から見るうど
薬膳における「うど」の主な効能とポイントを紹介します。
温性
1. 風湿の邪気を取り除く
2. 痛みをとる
うどは独活という袪風湿薬
うどの根茎部分は「独活」という中薬(生薬)でもあります。独活は袪風湿薬に分類され、風湿邪を取り除く薬効があります。
風寒湿が肌表・経絡に侵入すると経脈が閉塞し、気血の運行が悪くなります。すると痛みやしびれが起こります。独活はこれらを改善します。
用途
風邪のひきはじめ/春の倦怠感
風邪のひきはじめ/春の倦怠感
相性
味噌・酢とあわせて香りを引き立てる
味噌・酢とあわせて香りを引き立てる
注意
熱が強い時はひかえめに
熱が強い時はひかえめに
我が家はうど好きで、季節になると必ず買い求めます。芽は天ぷら、根茎部分はきんぴらにしていただくことが多いのですが、独特のほろ苦さがたまりません~
前述のとおり「独活」という中薬(生薬)でもあり、この点については胡桃の庭の講座でも紹介しています。
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※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。