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【薬膳の効能】ごぼうの効能 熱毒による湿疹、便秘の改善に。

薬膳では、ごぼうは基本的に体の熱と毒素を解消する根菜とされます。

またごぼうは便通を良くする作用もあり、特に過剰な熱によって便秘がちな人に合います。

きんぴらごぼう

中薬学から見るごぼう

性味:涼・甘〜微苦・芳香
帰経:肺・大腸
主な効能:清熱解毒・潤腸通便・利咽
季節:秋〜冬(通年可)

現代薬膳から見るごぼう

薬膳における「ごぼう」の主な効能とポイントを紹介します。

涼性

1.  体の熱をとり、解毒する

2.  便通を良くする

 

ごぼうは熱や毒素を取り除く

ごぼうを食用として盛んに使うのは日本だけのようですが、ごぼうは基本的に体の熱と毒素を解消する効能があります。

熱毒による湿疹、皮膚のかゆみ、腫物などを改善します。専門的には疏散風熱の効能があり、風熱表証の治療に適応します。

 

便秘の改善

ごぼうは便通を良くする作用もあります。特に大腸に熱を持ち、腸の粘膜が乾燥して便が出ないタイプの便秘に合います。

ごぼうは食物繊維が多いため、現代でも便通を良くする食べ物と言われます。
一方、中医薬膳からみれば、ごぼうはすべての便秘を治すわけではなく、「熱性の便秘」に適応するという考え方です。冷えタイプの便秘やエネルギー不足による便秘などには向いていません。

用途
熱毒による湿疹、皮膚のかゆみ、腫物、便秘
相性
人参・蓮根・蒟蒻/味噌・醤油・胡麻。きんぴら・味噌汁・炊き込みごはん
注意
繊維が強い。張りやすい人は細切り・下茹でで負担を軽減。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。

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