【薬膳の効能】ごぼうの効能 熱毒による湿疹、便秘の改善に。
ごぼうの主な効能
涼性
1. 体の熱をとり、解毒する
2. 便通を良くする
ごぼうは熱や毒素を取り除く
ごぼうを食用として盛んに使うのは日本だけのようですが、ごぼうは基本的に体の熱と毒素を解消する効能があります。
熱毒による湿疹、皮膚のかゆみ、腫物などを改善します。専門的には疏散風熱の効能があり、風熱表証の治療に適応します。
便秘の改善
ごぼうは便通を良くする作用もあります。特に大腸に熱を持ち、腸の粘膜が乾燥して便が出ないタイプの便秘に合います。
ごぼうは食物繊維が多いため、現代でも便通を良くする食べ物と言われます。
一方、中医薬膳からみれば、ごぼうはすべての便秘を治すわけではなく、「熱性の便秘」に適応するという考え方です。冷えタイプの便秘やエネルギー不足による便秘などには向いていません。