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【薬膳の効能】刀豆(なたまめ)|お腹の冷え・腰のだるさ・しゃっくりが気になる人に。「体の芯から温める、滋味深い豆」

お腹の冷え、慢性的な下痢、腰のだるさが気になる時。薬膳では、刀豆(なたまめ)は体の芯から温めて、「腎」の力を底支えしてくれる、滋味深い豆として親しまれてきました。

温性・甘で肺・脾・胃・腎に作用し、温中散寒・補腎・降逆下気の効能を持ちます。寒証による下痢、腎虚による腰痛、無月経などに適しています。


刀豆の薬膳的効能

刀豆の薬膳プロフィール

性味:甘・
帰経:肺・脾・胃・腎
主な効能:温中散寒おんちゅうさんかん補腎ほじん降逆下気こうぎゃくげき

刀豆の薬膳効能|わかりやすく

  • 胃腸を温める
  • 腎機能を養う

刀豆はお腹を温める

なた豆は温性で胃腸を温め、寒邪を散らす性質があります。
お腹が冷えてしまった時や冷え性で慢性の下痢が続いているタイプに向いています。

刀豆は腎を強化

刀豆は「腎」の機能を強化します。
腎機能が低下すると、腰痛、無月経、各種老化症状などの症状があらわれやすくなります。刀豆はこれら状況に適します。

講師のキッチンから

刀豆は福神漬け(刀豆、ウリ、レンコン、シソ、カブ、ナス、ダイコン)の材料のひとつですね。福神漬けには刀豆を薄くスライスして使われます。

執筆者:Emiko Ohneda(胡桃の庭 講師)

適応
冷えによる慢性の下痢、お腹の冷え、腎虚による腰痛、無月経、しゃっくり・げっぷ、加齢に伴う不調
薬膳例
なた豆茶(日常の養腎ドリンクに)、
福神漬け(伝統的な刀豆の使い方)、
刀豆と山芋のスープ(腎を養う一品)
注意点
胃熱タイプ・熱証の方は摂りすぎに注意。生の刀豆には毒性があるため、必ず加熱調理を。

刀豆の薬膳・よくある質問

A. 薬膳では、お腹が冷えやすい方、慢性的な下痢気味の方、虚による腰のだるさや加齢に伴う不調が気になる方に向いています。温性なので、冷え性さんの日常の養生茶として取り入れやすい一杯。ただし、ほてりや熱がこもりやすい体質の方は控えめに。

A. 同じ豆類でも性質と作用部位が異なります。大豆は平性で胃を養うのに対し、刀豆は温性でを補う働きが特徴です。冷えと腎の弱りの両方が気になる方には、刀豆がぴったり。体質と症状で使い分けると、薬膳の力をより活かせます。

A. はい、刀豆には「降逆下気」という、下から上へ突き上げる気を鎮める働きがあります。冷えが原因のしゃっくりやげっぷ、胃の不快感に古くから用いられてきました。慢性的に続く場合は、なた豆茶として日常に取り入れるのも一つの方法です。

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは中医薬膳の伝統知識にもとづく教育コラムです。中医学独自の概念・用語にもとづく表現を含みます。特定の効果を保証するものではなく、医療・診断・治療の代替を意図するものではありません。体調や服薬の個別判断は、医師・薬剤師等の専門家にご相談ください。

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