【薬膳の効能】金柑の効能 きんかんは気を巡らし痰を取り除く
金柑の効能
温性
1 気を巡らす
2 痰をとりのぞく
金柑は気の巡りを良くする
金柑は停滞した気を巡らし、消化を促進する性質があります。
例えばストレスなどで気の巡りが悪く、胃の働きが低下して食欲不振や消化不良ぎみの時などに良いでしょう。
横隔膜の下や脇などに脹りや痛みを感じる時などにも金柑は向いています。
体質としては気滞タイプの人に合います。お好みにもよりますが、積極的に摂ると良いと思います。
金柑入りサラダ (胡桃の庭上級クラスより)
金柑は痰を解消する
金柑は咳を止め、痰を取り除く作用もあります。
昔家庭療法で金柑の蜜煮(甘露煮)を作っているお宅もあろうかと思います。薬膳の視点から見ても咳や喘息、痰の解消などに良いと思います。
柑橘類で皮ごと食べられるのは金柑、柚子でしょうか。実よりも皮の部分に理気作用が多く含まれる(精油)と私は思います。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、
『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献