「ゆっくりまなぶ体質改善の薬膳学」桐蔭横浜大学生涯学習センター 第18回
今期のテーマである「血瘀」の総まとめとして「生活習慣病と血瘀」についてお話しさせていただきました。
中医学では疾病の原因を「病因」と言い、一時的病因と二次的病因に分かれます。
「瘀血」(滞った血)は二次的病因のひとつで、生活習慣病と深い関係にあります。
つまり血の巡りを正常に保つことは様々な疾病の予防につながるわけなんですよね。
血の巡りを改善するためには、今期お話ししてきました通り食事、メンタル、運動を含むライフスタイルなど暮らし全体で調整していくことが大切です。
そして現代はもうひとつ、トランス脂肪酸や合成添加物を含む食品などについても一定の対応が必要と思われます。
ですからそのあたり、具体的にお話しさせていただきましたが、いずれにしても今期の講座は私も含めて多くの現代人と関係するテーマだったように思いますので、是非体質改善の参考にしていただければと思います。
今年度ラストということで、全員の方に「なつめ紅茶」を試飲していただきました。
少しずつで恐縮でしたが、なつめの味を味わっていただければ嬉しいです。
事務局の皆様、今期も大変お世話になりました。
また来年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。