「ゆっくりまなぶ体質改善の薬膳学」桐蔭横浜大学生涯学習センター 第20回
早いものでこの講座も20回目となりました。
最初から続けておられる受講生のみなさまは、もうかなり気血津液の基本を把握できているのではないかと思います。
今回は陰虚の体質判断の目安と症状が起こる原理をお話ししました。
陰陽バランスの乱れは体の「寒熱」の異常として表れやすく、陰虚の場合はほてりや熱感として表れます。
この場合、単に熱を取り除くだけでは解決しません。
津液を補うことが根本的な解決策と言えます。
症状は体内バランスが乱れた結果と捉え、背後にある原理を知ることがやはり大切なのですよね。
次回は陰虚を治すための食材と薬膳料理を紹介します。