血行不良と婦人病の関係
先日の初級クラスは「血瘀証」がテーマでした。
血瘀証とは血の巡りが滞った状態を指します。
血はスムーズに流れてこそ、体の隅々に栄養と潤いを与え、臓腑や細胞の機能を正常に保つことができます。
逆に言えば、血の巡りのが悪くなると、臓腑や細胞に栄養と潤いが十分に届かずうまく機能しなくなる。というのが中医の考え方なんですね。
講座では血瘀証ででやすい不調、症状を諸々紹介しましたが、その中でひとつ書きますと…
血瘀と婦人病は関係が深く、子宮や卵巣の問題として症状が出てくる方もいらっしゃると思います。
子宮や卵巣は血の流れ方が複雑であるため、もともと血流が滞りやすいと言われます。
その結果、月経がらみの問題、筋腫、更年期障害などの婦人病につながりやすいわけです。
ですから血の巡りの問題は、私たち女性みんなの問題なのです。
講座では血瘀を治すための食材、食生活のあり方、ライフスタイルなどについてお話ししましたが、「生活全体を見直す」意識で取り組んでみてください。
食事の修正は大切ですが、特にストレスは要注意であり、下半身を冷やさないことも大事です。