中医学とバタフライ・エフェクト①整体観念
バタフライ・エフェクトは気象学者エドワード・ローレンツ氏が1972年に行った講演『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』が由来です。
非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながることを意味する言葉ですが、
中医学の整体観念と類似
この概念は中医学の「整体観念」と類似しています。
中医学の整体観念とは「人体内部は全部つながっている」「人体と外界もすべてつながっている」という考え方です。
私たちの身体は様々な物質や機能が複雑に組み合わさりながら、有機的につながって日々生命活動をしています。
森羅万象は繋がっている
そして人体と外界もつながっており、自然環境の変化は人体に影響を及ぼします。
つまり森羅万象は互いに繋がりあっている、というのが中医学の基本思想であり、薬膳もこの考え方がベースになっています。