「わかる中医薬膳」方剤の基礎知識
今月は特別版として「方剤」の講座を行いました。
講座では方剤の基礎知識を解説するとともに、「四君子湯→六君子湯」や「逍遥散→加味逍遥散」の組成や効能などを紹介しました。
漢方薬って、こうなっているの~~とおっしゃっていた方もいらっしゃいましたが、中薬ひとつひとつの薬効とそれらをどう組み合わせたか(組成)を知ると、薬としての意味が見えてくるのですよね。
私たち薬膳を学ぶものが、方剤を知る意味は、方剤の中に「法」が埋まっているから。
法を知ることで、ある状況に対しての治し方が浮かび上がります。
この知識を食材に応用できると、より効果的な「食療薬膳」になります。
今回の講座では、そういった方剤の“世界観”を知っていただくために、いくつかの方剤をピックアップしてお話しましたが、今後も少しずつ紹介してまいります。