【薬膳の効能】ささげの効能 小豆とささげの違いとは?

ささげの主な効能
平性
1. 脾の機能を高め、湿をとる
2. 腎の機能を高める
ささげは胃腸を養う
ささげは脾の機能を高める性質があります。
※中医学の「脾」とは消化吸収の一連の機能を指します
ささげは基本的に胃腸虚弱タイプに向き、消化力が弱く、胃腸に余分な水湿が溜まりやすく、下痢しやすいタイプの人におすすめです。
ささげは腎を養う
ささげは腎の機能を高め、精を養う作用もあります。
※中医学の「腎」とは?
中医学では腎と老化は密接な関わりがあるため、ささげは老化予防としての作用も期待できます。
例えば、腎機能の低下(老化)による足腰の弱り、腰痛、排尿異常などに良いでしょう。
私は以前、小豆とささげの違いがよく分かりませんでした。一番の違いは加熱した時の「煮崩れ」にあると思います。小豆は比較的煮崩れしやすいのに対し、ささげは煮崩れしにくいため、昔からお料理によって使い分けてきたのだと思ます。(小豆はあんこ、ささげはお赤飯など)

小豆茶(胡桃の庭の薬膳より)
小豆の主な効能微寒
1. 余分な水分を排泄し、むくみをとる
2. 熱と毒素を捨てる小豆は余分な水を捨てる
小豆は体内の水を巡らし、不要な水分を尿で排泄する働きがあります。専門的には水湿・痰飲タイプや気虚タイプに合います。
江戸時代は...