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【薬膳の効能】バナナの効能 バナナが合う人、合わない人

バナナの主な効能

寒性

1. 体の熱と毒素を取り去る

2. 便通を良くする

バナナは熱をとる果物

バナナは寒性で体の熱と体内の毒素を取り除く作用があります。基本的に熱証タイプの方に合う食べ物です。

裏を返せば、バナナが合う人と合わない人に分かれるということでもあります。

例えば体やお腹が冷えている方には合いませんし、虚弱体質の方にも合いません。

腸に熱をもった便秘に

バナナは大腸に潤いを与え、熱をとって便を排泄させる作用もあります。

便秘の改善に良いことは確かですが、バナナが合うのは「腸に熱を持ち、腸内が乾燥している人」です。あくまで熱性の便秘に限定されるわけです。

ここがポイント「バナナを毎日食べると良い」という健康情報もありますが、 薬膳的に見れば「当てはまる方」と「当てはまらない方」に分かれます。

ですから、自分に合わせて取捨選択することが大事なんですね。
こういったことはバナナに限らず、すべての食材に言えることでもあります。

【関連記事】中医薬膳で見る「便秘」 下剤は根本的な解決にはならない

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。

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