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「寒熱とは何か」寒熱は8つのタイプに分かれる!

体の寒熱

寒熱は体からのサインで判断する

中医学の八綱弁証には「寒・熱」という体の性質を判断するためのモノサシがあります。

寒か熱どちらかに偏ると、結果的に症状が出現します。

寒熱は自覚症状、顔色、排泄物の色、臭いなどで判断することができます。おおよその目安を挙げます。

 顔色体感排泄物の色便
寒証蒼白冷える薄い下痢
熱証ほてる濃い便秘

上記のほかにも様々な症状が出現します。実際にはどちらかに偏っている方が多く、偏りが激しいほど不調は著しくなります。(これについては実際の講座で詳しく解説します)

寒熱には虚と実がある

「八綱弁証」では「寒・熱」のほかに「表・裏」「虚・実」「陰・陽」という別のモノサシも存在します。

これらも合わせると、厳密には寒証は4種類、熱証は4種類に分かれ、選ぶ食材は変わってきます。

胡桃の庭オンラインセミナーより

本当の薬膳においては、暑がりさんはとにかく”寒涼性の食べ物を摂ればよい”といった単純ロジックは成り立ちません
実際、この単純ロジックでは体質改善は難しいわけです。

寒熱が入り混じるケースもある

受講生さまから「寒の症状と熱の症状、どちらもあるのですが…」というご質問をよくいただきます。

これはありうることです。例えば上半身はほてり、下半身は冷えているケース。あるいは体表はほてり、体内は冷えているケースなど実際には人それぞれです。

寒熱が入り混じった状態を「寒熱錯雑」と言います。こういった場合は臓腑や気血の流れなども合わせて考える必要があります。

少しややこしいのですが、これが分かると本当の意味で寒熱調整ができるようになります。

 

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