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【薬膳の効能】もち米の効能 お餅が冬に合う理由

もち米の主な効能

温性

1.  脾の気を補い、体を温める

2.  排泄を渋らせる

もち米は気を補い、お腹を温める

もち米は体が冷えて、疲れた時におすすめです。薬膳ではお腹、五臓を温めるとされます。寒い冬にお餅やお雑煮をいただくのは、理にかなっていますね。

またお腹が冷たく、慢性的な下痢が続く気虚タイプ寒証タイプの方におすすめです。

補足説明 ちなみに私は疲れた時、お餅を食べると元気になります。これはもう、なんと言いますか理屈抜きですね。

お餅

もち米は排泄を渋らせる

一方、もち米は漏れ出るものを引き締めて体の内側にとどめる働きもあります。

例えば汗の出すぎ、下痢、尿の出すぎ、鼻血を止める作用です。逆に言えば、尿の出が悪いタイプや便秘タイプには向きません。

熱タイプの人は中和を目指す

もち米は温性であるため、身体に熱を溜めている人、吹き出物など炎症性の疾患がある方が沢山食べたり、常食するのは不向きです。

こんな時は、寒涼性のものと合わせて中和・緩和させると良いでしょう。例えば大根もちは、餅の温性を大根の寒涼性で中和しているひとつの例です。

こういった「寒熱の調整」は薬膳が得意とする点だと思います。

 

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。

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