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【薬膳の効能】クコの実(枸杞子)|瞳の疲れとアンチエイジングの要

中医学の定義においてクコの実(枸杞子)は、平性の性質を持ち、生命の源である「腎」と自律神経などを司る「肝」の両方の機能を高める効能を持つ食材です。

不足した「血」や潤いを補うことで、目の疲れや視力低下の改善、また足腰の弱りや白髪といった老化症状の緩和に適しており、毎日少量ずつ摂るのが効果的です。

アップル枸杞ティー
アップル枸杞ティー(胡桃の庭の薬膳より)

中薬学的データ 🍵 医食同源

性味:甘・平 / 帰経:肝・肺・腎 / 分類:補血薬・補陰薬

クコの実の薬膳的効能と特徴

  • 滋補肝腎じほかんじん:肝と腎を補い、若々しさを保つ
    「肝」と「腎」の働きを高め、不足した陰液(潤い)を補います。体が乾燥してほてりを感じる陰虚(いんきょ)体質 の方や、老化による腰・膝の弱り、難聴、白髪に悩む腎虚(じんきょ) 傾向の方におすすめです。
  • 養肝明目ようかんめいもく:瞳に栄養を届け、疲れを癒やす
    中医学では「肝と目は密接に関係する」と考えます。クコの実は肝の機能を補い、肝血を増やすことで、目の疲れや視力低下の改善に役立ちます。
💡 知っておきたいポイント
「ゴジベリー」として世界中で愛されるクコの実ですが、その真価は「継続」にあります。劇的な変化を求めて一度にたくさん食べるよりも、毎日10粒程度を長く続けることが、肝腎の弱りを補うための秘訣です。お茶に入れたり、サラダのトッピングにしたりと、無理のない範囲で習慣にしてみましょう。
適応
疲れ目・足腰の弱り・乾燥
生薬名
枸杞子(くこし)
別名
ゴジベリー

講師のひとりごと

スマホやパソコンで目を酷使しがちな現代人にとって、クコの実はまさに「食べる目薬」のような存在です。私自身も、日々の生活の中でちょっと目が疲れたなと感じるとき、意識的に摂るようにしています。薬膳では「肝は目に開竅(かいきょう)する」と言い、瞳の輝きは肝の健やかさのバロメーター。鏡を見て「最近、瞳に元気がないかも?」と思ったら、それは肝や腎からの「休んで、補って」というサインかもしれません。

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中薬大辞典』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

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