【薬膳の効能】にんじんの効能 血虚による目の不調や胃腸虚弱に。
人参の主な効能
平性
1. 血を増やし、目の不調を改善する
2. 消化吸収力を高める
血を増やし目の機能を高める
人参は血を増やす作用があり、血虚証を改善する食物のひとつです。
中医学では「血が目の機能を支える」とされ、特に「肝」の血が目の機能を下支えしています。
その点、人参は肝血を増やすため眼精疲労、かすみ目、視力の低下など目の不調の改善に役立ちます。
胃腸虚弱にもおすすめ
人参は脾の機能(消化吸収力)を高める作用もあります。胃腸が弱く、消化不良ぎみの時などに食べると良い野菜です。
この場合は人参にじっくり火を通し、柔らかくしていただくと胃腸の負担が軽いと思います。
推測の域を出ませんが、昔のにんじんに比べると、現代の人参は薬効が弱いような気もします。同じ薬効を得るためには、多めの量が必要かもしれません。