【薬膳の効能】いくら・すじこの効能 胃の不調を健やかに
いくら・すじこの主な効能
温性
- 胃の機能を高める
2. 精を補う
腹部膨満感、消化不良に
いくらとすじこは、薬膳では胃の働きを高めると言われ、食べ過ぎによる消化不良、吐き気などに向いています。
また、いくらとすじこは精を補う作用もあります。
中医学における「精」とは、気血津液のおおもとになる”精微な物質”(生命の源となる結晶のようなもの)を指します。両親から受け継ぐ先天の精と自分自身が飲食などから生み出す後天の精をあわせて「腎」の中に蓄えられています。
いくらとすじこは精を増やすことを通して、生命の原動力を高めます。基本的に虚弱体質の方、高齢者などにおすすめです。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
ほかの食材効能一覧はこちら≫ | 二十四節気一覧 | 薬膳用語集
※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。