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【薬膳の効能】柿の効能 柿と干し柿のちがい

柿の主な効能

柿 寒性

1. 体の熱をとる

2. 肺を潤し咳を止める

温熱性 干柿 微温

1.  肺に潤いを与える

2.  止血する

柿は肺に作用する

柿と干し柿に共通するのは、肺に潤いを与える作用です。

特に秋は自然界の空気が乾燥してきます。すると「肺」に影響が及び、肺自体が乾燥して空咳などが出やすくなります。

こんな時は柿がぴったりです。やはり自然の摂理はうまくできていますね。

柿は酒毒を解消する

もうひとつ、柿(生)の特徴に「解酒毒」という作用があります。

柿はアルコールの分解を助け、熱を取り除くため二日酔いなどにおすすめです。

干せば冷やす作用はなくなる

柿は生では寒性で体の熱を取り去ります。

一方、干し柿は微温に変わり、冷やす作用はなくなります。

やはり干す段階で太陽(陽気)を浴びで水分が減るため、干し柿になると冷やす作用は弱まるわけですね。

ここがポイント ちなみに、柿のヘタは「柿帝」という中薬で、しゃっくりを止める漢方薬として使われます。

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。

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